金沢→糸魚川(直江津)の普通列車のきっぷを買う話
金沢から糸魚川(直江津)に普通列車で移動するにあたり、どのように切符を買うのがよいのか、という話です。金沢方面から大糸線や信越本線に18きっぷで移動したいという需要は大きいようで、この時期、18きっぷが使いにくくなった北陸の通過方法考えてた - みちのいに!!のアクセス数がめちゃくちゃ増えます。いいなあ、私も旅に出たい。
北陸おでかけパス
土日祝日限定(振替休日含む)で、北陸エリア自由周遊区間内の普通列車が1日乗り放題のフリータイプのきっぷです。
JR西日本のフリー区間の他、IRいしかわ鉄道全線、あいの風とやま鉄道全線、えちごトキめき鉄道線(市振~直江津間)、のと鉄道線(七尾~和倉温泉間)もご利用頂けます。また、別途特急券の購入で特急列車にもご乗車いただけます。
2,500円 3日前までに買う。北陸でしか買えない(通販はできる)。大糸線や北陸線、七尾線、高山本線、氷見線、城端線、越美北線、小浜線などでも使える(ただし北陸エリアのみ)ので、18きっぷを1日分温存できるかもしれない。
IR・あいの風1日フリーきっぷ
当社及びあいの風とやま鉄道沿線のお出かけに便利な、乗り降り自由の乗車券です。当社区間(金沢駅~倶利伽羅駅間)とあいの風区間(倶利伽羅駅~越中宮崎駅間)が自由周遊区間となり、普通列車が乗り降り自由となります。
販売期間 平成29年3月2日(木)~平成30年3月30日(金)
※ ご利用日の1カ月前から前日まで販売いたします。
ご利用期間 土曜日・日曜日・祝日と特定期間においてご利用になれます。
(平成29年度の特定期間は、5/1~5/2、8/14~8/16、12/25~1/3となります)
前日に買えるので、遠方から来て金沢に宿泊し、新潟方面へ抜ける人におすすめです。
2,000円
平日に移動します。買い忘れました。買うのが面倒です。
北陸おでかけパスが利用できる場合はそれが一番いいですが、そううまくは行かないことも多いです。金沢駅から購入できる切符は、富山・新潟県境の越中宮崎までで、それ以東は買えません。運賃表 | あいの風とやま鉄道株式会社 富山県
運賃を計算してみよう!
NAVITIMEでは、金沢-倶利伽羅、倶利伽羅-市振、市振-糸魚川(直江津)の運賃を合計しています。
360+2060+410=2830(3390)円です。
石川側から行く人は、金沢駅から買える最も遠い進行方向の駅は越中宮崎駅なので、金沢-越中宮崎のきっぷと、越中宮崎-糸魚川(直江津)のきっぷを買います。このとき、2220+540(1180)=2760(3400)円です。
新潟側から行く人は、えちごときめきから買える最も遠い進行方向の駅は富山駅なので、糸魚川(直江津)-富山と富山-金沢のきっぷを買います。このとき、1520(2080)+1220=2740(3300)円です。
ん?分割駅によって運賃が変わりますね。
※カッコ内は直江津-金沢
金沢 | 糸魚川 | 直江津 | 合計 | |
富山 | 1220 | 1520 | 2080 | 2740(3300) |
東富山 | 1320 | 1520 | 2080 | 2840(3400) |
水橋 | 1470 | 1370 | 1930 | 2840(3400) |
滑川 | 1470 | 1270 | 1830 | 2740(3300) |
東滑川 | 1620 | 1170 | 1730 | 2790(3350) |
魚津 | 1620 | 1070 | 1630 | 2690(3250) |
黒部 | 1820 | 970 | 1530 | 2790(3350) |
生地 | 1820 | 870 | 1430 | 2690(3250) |
西入善 | 2020 | 770 | 1330 | 2790(3350) |
入善 | 2020 | 680 | 1240 | 2700(3260) |
泊 | 2220 | 610 | 1200 | 2830(3420) |
越中宮崎 | 2220 | 540 | 1180 | 2760(3400) |
魚津駅もしくは生地駅で分割すると最安になることがわかります。つまり、金沢→魚津、魚津→糸魚川(直江津)のきっぷを買ってください。
生地駅って読めますか?「いくじ」って読みます。
なおこれは経験談なのですが、到着駅で精算すると計算し直されて想定より高くなることがありました。車掌を捕まえて車内精算することをおすすめします。あいの風の車内で精算するといいです。